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主な作品展
観瀾斎は2006年以降、空海三大霊場(東寺・金剛峯寺・善通寺)、西国28番札所 成相寺・美術館・デパート・神社・仏閣などで作品展を多数開催しています。その中の主な作品展を紹介します。
I held numerous exhibitions at the famous temples and shrines, department stores. Especially at Toji temple in Kyoto-city, I have a work exhibition every year since 2006.
東寺作品展2018
『東寺から四国八十八ヵ寺、高野山へ( 木版画)』
2018年9月20日~12月24日
平成30年秋・東寺食堂「よみがえり」
観瀾斎十三年目の東寺を今年も迎えることができる。
神仏との深い因縁を思わずにはおれない。生かされている“今”に出遇うことの不思議に報恩感謝である。
今年は表紙には鳳凰が描かれている。鳳凰は伝説の鳥ではあるが、神仏とは深い関わりを持つ。また、鳳は雄、凰は雌。瑞祥しるしとして文様に用いられたりする。
観瀾斎は鳳凰に何を願い、思ったのであろうか。仏からみれば、この世でおこることはすべて世間虚仮・火宅無常である。
しかし、人は重なり来る天災、自身がつくり、起こす業(おこない)に一喜一憂する。観瀾斎は仏のつかい守護神である鳳凰に「よみがえり」を期待したと思う。よみがえりは甦るであり蘇るである。再生ともいえる。西洋では不死鳥とも言われる。このどことなく落ち着かない世相に魂のよみがえりを願ったのではと思う。
今年も東寺食堂の御仏さまが、観瀾斎の描く作品を受け容れてくれる。あなたの五感で作品に触れてみて下さい。きっと、 何かの気づきに出遇うことができます。それこそ、あなたの魂が「よみがえる」ご縁にあえることを願います。
谷本 朗